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玄米黒酢の仕込みのお手伝い
2017年09月17日

300年以上の歴史をもつ庄分酢(福岡・大川)
 

年2回 春と秋(春分の日・秋分の日)に仕込みをするというのを聞きつけて、お手伝い?に行ってきました

汚れてもいい服装で、、、と聞いて、どんなことをするんだろうと思って期待度大!

まず、大量の玄米を蒸すのに2時間半

蒸し上がったものを次々に木製の桶に入れて、大きな大きな甕に投入。。。

スコップで玄米をほぐすお手伝いから、、、

ただ、ちゃちゃを入れてる気もしますが。。。(^^;)

熟練の山田さん。。。ハートがパッションすぎる。。。酢を造ることに愛を感じる。。。

もはや熟練の若手の工場長の福山さんも熱心すぎる(^.^)

説明が丁寧で思いが伝わる。。。


甕は、こんなに深く埋まっていることを教えてくれるために、中に入ってくれた。。。

もちろん、この甕は、本日の仕込みには使わない。。。熱いわー(^.^)

既に甕の中に水と麹が入れてあり、そこへ蒸した玄米を入れていきます

12代目の頃からこの庄分酢で勤めている熟練の山田さんは、お酒造りは、麹に色がつくことを嫌うが、酢造りは、黄色く色づいている方が美味しくできると12代目がよく言っていたという。

お酒造りとの比較の話もよくしてくれながら、酢を造るには、まずお酒を作る段階からなので、この段階での管轄は税務署なんだよ、

と話してくれた。。。酢を造るには、手続きの面でも面倒なことが多そうだ。。。

表面に満遍なく麹を優しく散らしていく

そのあとは、攪拌棒で下に沈んだ玄米を持ち上げるように混ぜる。。。

これが、結構キツかったい、、、と山田さん(^.^)

そして、和紙を被せて、発酵をさせていく。。。

和紙には、柿渋と海藻を溶かした糊を混ぜたものを塗って、ロープで巻き結ぶ。。

おおかた3〜4ヶ月かけて酢を作っていく。。。

和紙には、戸籍簿を筆と墨で書く、、これは伝統だ。。

  甕3つ仕込んだ。。そのうち、ひとつを書かせてくれた!!

みんなに見られながら、ひっさしぶりに持った筆は、震えるし、うまく書けなーーーい!

あー、恥ずかしいし、漢字間違えたし。。。(^^;)

でも、とってもいい記念になりました!

とても嬉しい♪

それから、見せたいのがあるから、、、と春に仕込んだあまおうイチゴの酢

今、ちょうどお酒になった段階だそうです!!

あ〜〜、めちゃくちゃいい香り。。。

あまおう自身の糖度で、酢はできていくんだそうです

かき氷にかけると美味しそうな香り。。。

筑後地方は、フルーツの宝庫でもあります

地元の顔の見えるフルーツを使って、仕込む果物酢。。。

今、ブドウ酢の仕込みをしたところだそうです。。。

巨大な杉樽の倉庫から見えるのが、玄米酢を仕込んだ甕

杉樽で仕込む酢蔵さんは、あまり存在せず、珍しいんだそうです

それぞれの樽の中身を見せてくださり、

表面に浮く酵母ちゃんたちの違いも説明してくれました

元気な酵母ちゃんたちの樽は、覗き込みすぎると、ツンと刺激が襲ってむせるので、ご注意を!(o^^o)

こうして、造られた酢の数々。。。

料理するのが楽しくなりますね!

皆さんも楽しいお料理生活に日本伝統の楽しい食材をたくさん取り入れてみてくださいね!

最後に、高橋社長と職人の皆さんと仕込んだ甕を背景に一枚。。。

今日は、たいへんお世話になりました!!