久留米・草野町は、歴史ある街並み。。。
幕末時代の南山荘で、フードアトリエ湖舟スタイルの食事を提供させていただきました
南山荘の上野さんは、おもてなしの心がすごい!
それは、お客様を知り、それからのストーリーを大事にした室礼やおもてなし。。
お庭も古く存在したままを週末ごとに帰って来られ、お手入れにも余念がない。。
この時期のお客様のおもてなしを外したくない理由は、お邪魔すれば、一目でわかりました!
古木のモミジの紅葉とその落ち葉のじゅうたんは圧巻でした!
そこで、食事提供のお話をいただいたのが、今年の春だったでしょうか。。
上記のお品書きは、時間が取れず上野さんにお願いした仕上がり、これも、上野さんの拘りが盛り込まれていました。。
南山荘の「南」と、私の名前の「貴」を、このためにゴム板で彫ったのだとか。。
すごいな〜!
※ この度のおもてなしは、南山荘さんの企画で、わたしとコラボさせていただきました。
下記URLは、昨年の南山荘の情報を見つけたので、参考にご覧ください。。
http://www.kurume-machihaku.com/app/program/6002650134872064
テーブルには、ナプキンリングにお庭の竹でこれまた上野さんの手作り。。
床の間の室礼は、お邪魔するたびに毎回違います
今日のお客様の中には、もと消防士
仕事熱心な時代を経てきたその話に因み、お客様のことを思う室礼。。
そのような建物と室礼、お庭の場所で、食事を開始。。
まずは、昆布出汁と鰹出汁の旨味の相乗効果、調味料を加えていく旨味の変化を体験していただき、料理とはこういうことなんじゃないかな、という前置きからスタート。。
素晴らしい器は、有田の蒲仙堂ぎゃらりーしょっぷさんからお借りしたもの。。
https://www.facebook.com/busendou/
お客様の感動は、器でも感じていただけます。。
旨味の変化を感じていただいたところで、椀物を。。
椀は、先日お邪魔した友人のお友達の古民家で見つけたもの。。
一目惚れして、使わせて貰えることに快諾していただき、使うのが楽しみでした!
その古い木箱には、明治35年との筆書き。。
椀種には、南山荘の落ち葉をイメージして、5種類の具を散らして仕上げました。。
次は、八寸。。。
そこには、お庭で採った葉っぱを盛り込んで。。。お庭は宝の山です!
今朝、採取していたら楽しくなってきて、料理提供のことをふと忘れてしまいそうでした(^.^)
ツワブキ、ツワブキの花、熊笹、紅葉、柿の葉、生姜の葉、椿の葉、、、たくさんで嬉しい!
なんと、向きが間違って撮っていました。。
お客様は、明るい時間のお酒を嗜みながら、お召し上がり。。。
煮物には、お客様の目の前で土鍋で仕上げて、盛り付けてご提供。。
煮物に、使用した蓋物は、こちら。。。
最後は、土鍋ごはん。。
丹波黒豆産の黒豆ごはんに八女茶のてん茶を振りかけて。。。
ご飯の温かな熱からお茶の香りが立ってきたのも、楽しんでらっしゃいました。。。
香の物に、山汐菜のお漬物。。。
筑後川沿いで採れていた山汐菜は、父の好きなお漬物でした。。
デザートに、柿を紅葉した葉で装って。。
最後に、フードアトリエ湖舟自家製のグラノーラを山のいぶきのヨーグルトをかけて。。
山のいぶきさんは、先日、NHKのぅまいっ! で、生産者の詳しい紹介をされて、今、大反響のようです。。
http://www6.nhk.or.jp/umai/archive/archive.html?fid=255
フードアトリエ湖舟では、毎月入荷しており、その美味しさは、やめられません。。
私のグラノーラには、是非、山のいぶきさんの牛乳やヨーグルトに合わせていただきたい!
今回のお客様もグラノーラをご購入くださいまして、ありがとうございました!
ここで載せた写真は、終わってから、もう一度盛り付けて、写真撮りしたものです
掛け軸が見ている景色は、こちら。。
古木の紅葉と落ち葉の絨毯が圧巻です。。
食事は全部、私の想いなども盛り込んで、説明させていただきながら、召し上がっていただきました。。
お話させていただく途中にも、紅葉の葉がハラハラと落ちて行く様子が、何とも風流過ぎて、話を止めて、そちらを暫くみていたい気分にもかられました。。
食事は、おいしいだけでなく、そこに存在するたくさんのストーリー。。
器があり、テーブルコーディネートがあり、食材があり、料理する人やそれに関わること。。
それも、料理をいただく楽しみだと思っています。。
お食事を終えた後は、母屋に移動され、上野さんの説明を受けながら、豪華な室礼をご堪能しながら、暫しゆっくりとされ、再び戻ってきて、上野さんが、お茶とお菓子のご提供。。。
一日、ゆっくりとされたお客様の時間は、とても贅沢な時間。。。
とても喜んで帰られたとのこと。。
あとでまた、お礼のお電話があったそうです。。
最高のおもてなしの食事を担当させていただき、ありがとうございました。。
そして、器のご提供くださった蒲仙堂ぎゃらりーしょっぷさん、ありがとうございました。。
最近の投稿
- 2023/07/17 [お知らせ] 【ごはんの種のおはなし茶会】のご提案
- 2022/01/21 [お知らせ] キムチ漬け&白菜の漬物ワークショップのご案内
- 2021/01/14 [お知らせ] 緊急事態宣言に伴う時間短縮営業について
- 2020/10/18 [お知らせ] 小さな小さな小さなマルシェ〜自家製しよう!〜
- 2020/06/26 [特選素材] 発酵ごはん【発酵リレー】のバトンより