宮崎県に工場を構える キムラ漬物さんを訪ねてきました。。。
防風林があるため、工場から海は見えませんが、海側近くにあります
沢庵を主に作っている木村さんの工場は、たくさん仕込む規模の水槽や重石は大きくクレーンなどで扱うとは言っても、手作りで作られる原材料はシンプルな沢庵。。。
おじいさんの代が愛知県で創業し、現在は沢庵により良い環境を求めて宮崎の地を選んで作られていらっしゃいます
木村さんに工場をご案内くださって、みた風景はたくさんの水槽と漬ける時の重石。。。
これは、干さずに塩漬けから脱水をする沢庵漬けの方法。。。この水槽に5tの大根が入るそうで、水槽はかなり深いです。。
時季に500tの沢庵を漬けると仰っていたかな。。。
スーパーなどで買えるお漬物や梅干などは、殆どのものが添加物いっぱい。。。それに発酵食品と言えるのか疑問な熟成時間。。
キムラ漬物さんの沢庵は、一年未満のものから3年くらい発酵させたものもあります
材料はとてもシンプル。。
そして、その大根は農家さんから持ち込まれてくる干し大根がまた趣深い。。。
大根の収穫ある冬の時期に大根やぐらでは干し大根になるまで、干され、そして、漬物になるのに時間をかけて発酵。。。
このシンプルな沢庵ができるまでの月日と手間隙を考えると、幻のような漬物にもおもえてきた。。。
そして、美しい風景としてあるのが、干し大根を作るための 大根やぐら
これが実際に目にしてみると、想像よりも大きく、もう感動。。。
櫓の竹も実際とても太く、竹と紐しか使わず、来季はまた新しい竹で作られる。
やぐらは、全て人の手で組み立てられ、設計図もなく、等間隔で組まれ綺麗な正三角形を描かれて建っている。。
そこにまた、手作業で大根が干されていく。。。
ここは、霧島からの寒風で乾くのだそう。。。
案内してくださった大根やぐらは、どんどん坂を登って行ったところ。
畑が見えると、そこは開けた高台でした。。
大根やぐらは、雨が降りそうになれば、濡れないように、シートをかぶせる。。
天気になれば、シートを外す。。櫓の中では、ストーブを焚き、大根の具合を見ながら、その時々で大根にいちばんいい環境を作ってあげる。。
まさに、手間暇かけられた干し大根へとなります
それから、今度は時間をかけて発酵させていく工程にも手間暇がかかっている。。
そうしてできた沢庵の自然な味は、乳酸菌の酸味と口に含んだ時に広がる香りと旨味で、なんとも言えないすっきりとした美味しさです。。
そして、木村さんとお話をして、工場とその環境と大根やぐらをみて、なおひとしおの味がします!
この度、このシンプルな沢庵の深いストーリーを知ることができたこと、本当に感激でした。。。日本人が育んできたこの財産とも言うべき保存食をいただいて、大事に守りたいとおもいました!
木村さん、この度はありがとうございました😊
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